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群衆(1941) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 群衆(1941)
製作国
上映時間124分
ジャンルドラマ,コメディ,モノクロ映画,クリスマスもの
レビュー情報
《ネタバレ》 う~ん・・・。確かにいい映画なんですが、どうしてもフランク・キャプラと言うと「素晴らしき哉、人生!」と比べてしまうんですよね。そうするとこちらは展開がひねり過ぎでちょっと重い感じがします。あの映画は最後に奇跡を起こすという意味で観客をハッピーにさせてくれる物凄く熱い作品でしたが、この作品はジョン・ドーが偽者と分かった瞬間からのあの群衆の冷めた目と、それに悩み、結局与えられた公言通りにクリスマスに飛び降りようとする様が本当に人間的で痛々しかったです。あとゲイリー・クーパーの心の葛藤みたいな演出が少し薄いかな?と感情移入しずらかったです。でもシナリオ的には、最後の場面で、群衆の中にいた1人が、ジョン・ドーを利用しようとしてた奴に対して放つ言葉が痛快でそこが救いです。たった1つの嘘が群衆の心を煽り、お上の体制に不満をもっていた人々がジョン・ドーという人間を祭り上げるまでになるんだなあ、とマスメディアの力、そして人が同じベクトルに向かった時に働く力を怖く感じました。自作自演の発想は他の国でも、こんな昔からあったんですね。
まさかずきゅーぶりっくさん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-24 12:42:54)
その他情報
作品のレビュー数 24件
作品の平均点 7.04点
作品の点数分布
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414.17%
528.33%
6520.83%
7416.67%
81145.83%
914.17%
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作品の標準偏差 1.24
このレビューの偏差値 49.73
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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