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息子のまなざし のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 息子のまなざし
製作国ベルギー,仏
上映時間103分
劇場公開日 2003-12-13
ジャンルドラマ
レビュー情報
《ネタバレ》 息子を殺めた少年を許せるかという人道的問題を、法律を全く絡める事無く淡々と進むので、104分間まったく目が離せませんでした。主役の男性の演技が凄すぎて「この人、いつ少年にそれを打ち明けるのだろう?」とヒヤヒヤしっぱなしでした。私はまだ独身だし、結局何故男が兆年を自分の管轄する部署に受け入れたか、あれ程までによく接したのかが分からない部分もありましたが、人を殺しても5年で出所してしまう現実を、被害者家族的立場から考えると、怒りの矛先をどこに向ければいいのかとずっと自分に置き換えて考えてしまいました。「え?終わり?」という感じでしたが、あの後はどうなったのでしょうね?それとこの邦題、もしかして男は加害者の少年に、成長した自分の息子を重ねたって事なのでしょうか?男が握手を求めた少年を無視したり、アップルパイをおごらなかったりする冷たさと、仕事を丁寧に教えたりするギャップが、男の内面の揺れ動く葛藤を見事に体現しているようで素晴らしい作品だったと思いました。
まさかずきゅーぶりっくさん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-02 18:34:29)
その他情報
作品のレビュー数 30件
作品の平均点 7.07点
作品の点数分布
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413.33%
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6620.00%
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8310.00%
9310.00%
1026.67%
作品の標準偏差 1.36
このレビューの偏差値 49.64
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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