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《ネタバレ》 いやーーーこれ凄い。脚本だけで言えば100点満点。文句なし。出演俳優も全員が全員上手かったです。演技とは思えない程自然だし。ショーン・ペンなんかあの知恵遅れの役なんかより全然凄い。でも誰より凄かったのがナオミ・ワッツ。「マルホランドドライブ」も相当良かったけど、この女優さんいつオスカー獲ってもおかしくないと思いました。とりつかれたかのような演技をしてましたよ。
ただ1つ残念な部分。時間軸をバラバラにしてわざと映画を分かりにくくさせてる。時間通りに進んでも全然凄い作品なのに、間にわざとラストシーンを挟んでみて、ネタバレさせてみたり。多分作品全体に緊張感を持続させたかったからだと思うけど。途中までは3人の主役がどう物語に絡んでくるかという意味では重要なんだけど、1時間過ぎて、3人が1つの話にどう絡むかが掴めた辺りからはただのネタバレにしか感じなくてちょっとウザく感じます。 テクニックに走らないで物語だけを追っても良かったのにとか・・・。でも普通に人に「凄い作品!」とオススメできます。命の尊さ、儚さ、親子愛、家族愛、自己愛、他人への愛、愛に満ち溢れています。その中でも「自己愛」が圧倒的に強くて。人はそれぞれエゴを持ちつつも平凡でそこそこ幸せな生活を行っている中で、それが壊れた時の精神的な寂しさ・人間のもろさをこれでもかとぶつけてきます。俳優が全員上手いから、もう画面から目を背けられない。まだご覧になっていない方で、ビデオ屋で見かけたら是非借りてみてください。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [DVD(吹替)] 8点(2007-05-17 13:53:05)
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