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《ネタバレ》 「猿人ジョー・ヤング」のリメイク。
「キングコング」に始まった、心優しき巨大モンスターモノは、顛末でその行き場を失い、しばしば悲劇に終わるという定石を踏まえて、私などは観てしまうのだが、その観方は正解だと思う。 逆の観方をしてしまうと、これはさほどの感動も味わえないであろう。 正当な観方で正しい感動の仕方をしよう。 それとしばしば先が読めてしまうと言う言い方をするが、先を読もうと言う姿勢は本来は×なのだ。 先を読もうとしてそのようになるのはもはや致し方無いこと。 映画は既にあらゆるパターンのプロットを出し尽くしているのかもしれないのだから、奇をてらったような映画を除いて、ある程度、先が読めてしまうのは、一種当たり前の事なのだ。 という事で、この手の作品はできるだけ先読みしないように観ましょう。 また、今のハリウッド作品は、ハッピーエンド傾向が高いからと安心しきって観るのもよくない。 おそらく用意されているであろう、感動も薄れてしまうからだ。 CGIで描かれるジョーの迫力は圧倒的で凄い。リメイク版「キングコング」では、おそらく不本意な仕事をしてしまったと思われる職人、リック・ベイカーの腕が、ここでは冴え渡る。 当時『ハリウッドの新星』と呼ばれていたらしいシャーリーズ・セロンは、本作で健康美を押し出さなくはいけなかったからなのか、『ディアボロス』の時の方がキュートでセクシーだった。 【あむ】さん 8点(2004-06-11 00:26:02)(良:1票)
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