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十二人の怒れる男(1957) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 十二人の怒れる男(1957)
製作国
上映時間96分
劇場公開日 1959-08-01
ジャンルドラマ,サスペンス,法廷もの,モノクロ映画,TVの映画化
レビュー情報
アクション映画などで、時間の割に短く感じたという誉め言葉がある。逆に言えば時間の割に長く感じたものは退屈な映画ということができ、実際そういう作品は多い。本作は90分という短さにも関わらず、いつ終わるとも知れない議論、せまっ苦しい部屋とうだるような暑さのおかげで観てる方までストレスがかかり、実際の鑑賞時間より非常に長く感じる。しかしこのストレスが逆に退屈さを消している。「早く終わってくれ」と思わずにはいられない作りのはずなのに、後から後から発される言葉にその思いは打ち消され、あの部屋にどんどん引き込まれてしまうのだ。そしてラストでストレスから一気に解放され、あの部屋から外へ出たときの爽快感。劇中の空気をここまで観る者に伝える神業に、心から素晴らしいと言わせていただく。
えいざっくさん [DVD(字幕)] 10点(2004-10-06 12:50:00)(良:3票)
その他情報
作品のレビュー数 504件
作品の平均点 8.60点
作品の点数分布
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210.20%
330.60%
420.40%
5183.57%
6163.17%
7499.72%
810320.44%
915630.95%
1015630.95%
作品の標準偏差 1.42
このレビューの偏差値 56.94
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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