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キャタピラー のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 キャタピラー
製作国
上映時間84分
劇場公開日 2010-08-14
ジャンルドラマ,戦争もの
レビュー情報
《ネタバレ》 第二次世界大戦中、徴兵された旦那が四肢を失った状態で生還し、その畏怖を覚える容貌から彼は誰からともなく軍神と奉られるようになる。これはそんな彼と彼を介護することになった妻との物語である。

こういう歴史ものの映画やドラマを見るとき、登場人物の考え方や容姿・仕草が現在のそれっぽくて、不自然に感じることがよくあります。この映画を観てても、シゲ子(=寺島しのぶさん)の考え方はとても現代的で、いきなりだんなの介護をすることになった妻のストレスや葛藤がよく描かれているのですが、対照的にその周りにいる人間は「大日本帝国」のことで頭がいっぱいの典型的な当時の人というイメージで、その両者の雰囲気のギャップが妙に気になりました。シゲ子が特殊だったのか、周囲が特殊だったのかというところが最後まで判然とせず、観てるほうとしてはそれ以上思考が先に進まなかったのが少し行き詰まりを覚えました。あくまで私は、ですが。

TANTOさん [DVD(邦画)] 6点(2011-08-31 16:26:23)
その他情報
作品のレビュー数 33件
作品の平均点 4.91点
作品の点数分布
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239.09%
339.09%
4618.18%
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61030.30%
7412.12%
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作品の標準偏差 1.46
このレビューの偏差値 55.09
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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