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《ネタバレ》 CGの評判を聞き、観てきました..空母が海上を進む細密さ、勇壮さは見事ですね~ そして、零戦の飛ぶ姿、(プロペラ機の)エンジン音を聞くだけで、なぜか心湧き踊り、「おぉ~」って興奮してしまう自分がいました..戦闘シーンも迫力満点、大満足です..ただ、肝心のストーリーはどうかと言うと..陳腐そのもの..色んなところが、納得できない..①全力で精一杯戦いつつ、命を無駄にしてはいけない、そして生きて帰る..のであれば共感できるのですが..戦う前から戦線離脱..って、軍規違反、軍法会議ものでしょう~ 部下や仲間の事をあんなに思いやる感受性の高い宮部が、乱戦の最中、皆が必死に戦っているのに、なぜ逃げ出すことが出来るのか..仲間は見殺し?自分だけ生き残ればいい?設定が矛盾しているぞ..②宮部の性格、思考からして、特攻そのものを批判し猛反対すると思うのだが..そこが全く描かれていない..なぜか、精神を病んでいるかのような描写があり..元気なく、腐り..唐突に特攻に志願..その行動に、何の意味があるのだろう、理解出来ない..しかも、最後は、自ら進んで、死を選ぶ..ただ死にたかっただけなのか?..もっと答えが分かりやすい演出は出来なかったものか..③宮部の妻、松乃は、なぜ、大石と再婚する?..「死んでも生き返って帰ってくる」という宮部を心から想い胸に抱き、それを大石に打明けると..やがて二人は夫婦に..って、(松乃も心が病んでいるのか?笑) 大石も、プライドのある男なら、俺は宮部の代わりしゃない!と拒絶していいと思うのだが..そもそも、一本筋の通った、気骨ある日本男児であれば、妻に迎え入れるなんて出来ないはず、いくら想いを寄せていたとしても、そこはガマンでしょ..陰ながら見守り、困った時はさりげなく助ける..ってのが男ってもんだ!..道義を重んじ..自分を前に出さない..古き良き日本人気質..と、いったものが、微塵も出てこない..(日本人も変わってしまった..こんな節操の無い物語が平然と受入られるとは..悲しい) 本作は、一見、正論を主張しているように見えるが、根幹部分は、利己主義(欧米的思考)に染まってしまっている..全編、ツッコミどころ満載..なんとレベルの低い幼稚で浅い物語なんだろう..期待していただけに、残念!!
【コナンが一番】さん [映画館(邦画)] 4点(2014-01-26 15:19:42)(良:3票)
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