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いろんな登場人物がそれぞれの持ち味を活かすあたり、日本昔話の「さるかに合戦」を観ているような感覚。それぞれの昆虫ならではのネタが随所に見られて、大人が観るにも十分楽しい。しかしそれよりも好感が持てるのは、観ている人間の年代層を完全に子どもに設定し、その期待を裏切らないように細部にわたって心配りがされていること。「ぐるぐる」さんの言っているように、悪役サイドであったハズのバッタのボスの弟分が、最後にはサーカスの一員になっていたり、ラストのNG集などはその象徴だろう。悪役とはいえ、子どもにとってはバッタ君の最後はショッキングかもしれないが、あのNG集を観ると「なーんだ、お芝居の世界だったんだ」と、安心して心地よいエンディングを迎えられてしまう。
【six-coin】さん [地上波(吹替)] 7点(2006-01-19 20:09:55)(良:1票)
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