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おとぎ話を幼い頃にたくさん聞いた。白雪姫に人魚姫、浦島太郎から桃太郎。よくよく考えると子供の頃には理解しがたい話がたくさんあった。おとぎ話はある種残酷なものが多く、悲しい。「なんで人魚姫は消えちゃうの・・?」と母親に聞いたりもした。もちろん答えはなく、母の答えは「なんでだろうねぇ。」と曖昧。それは大人しか知らない優雅な意味であると信じていた子供の頃。シザー・ハンズは大人のための上質なおとぎ話。そして大人しか知らない優雅な答えは「ノスタルジック」だったのかもしれない。子供のために作られたおとぎ話の秘密を静かに噛みしめたような気がした。
【彩犬】さん 9点(2004-05-18 02:32:03)
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