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魔女の宅急便(1989) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 魔女の宅急便(1989)
製作国
上映時間103分
劇場公開日 1989-07-29
ジャンルドラマ,ファンタジー,アニメ,青春もの,小説の映画化
レビュー情報
ディナータイプの大作ではないので食い足りなさを感じるかもしれないが、昼下がりのオープンテラスで食べる軽食ランチのつもりで観れば結構満足のいく作品だと思う。 イチゴと生クリームがはさまった甘いサンドイッチのようなテイストだが、思った以上に細工が凝っていて、味付けも繊細で、なかなか楽しめる。 キキの悩みは初めて飲んだコーヒーのようにほろ苦いが、まわりの人達が親切にもミルクや砂糖を注いでくれるので、ちょっぴり大人になるにはちょうどいい苦さになる。 ど素人の私見だけど、全編通しておろそかなカットがワンカットも無いのには驚く。 どのカットも額に入れて飾りたいくらいに素晴らしい。 ちょっとしたガラスの映りこみ、風に煽られる鳥の描写、ほうきで飛び立つ時の一瞬の緊張感など、そのディテールの面でもいい所を数えたらきりが無い。 宮崎シェフが街の名シェフだった頃の、何度でも食べたくなる名ランチセットだ。 これ以降のシェフの創作料理は良くも悪くも味が複雑になって、だんだんと高級料理になっていっちゃうんだよね。
Berettaさん 10点(2004-06-12 11:49:50)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 388件
作品の平均点 7.71点
作品の点数分布
000.00%
120.52%
210.26%
351.29%
4112.84%
5133.35%
64611.86%
77419.07%
89925.52%
99123.45%
104611.86%
作品の標準偏差 1.65
このレビューの偏差値 58.42
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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