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第二次大戦勃発直後、そもそもポーランドはドイツとソ連によって半分ずつ
分割占領されるのです。ソ連はヒトラーと一緒にポーランドの東半分を軍事 占領したのです。 それ自体ポーランド民衆への裏切りです。 ソ連の意に染まない勢力は文字通り抹殺されました。 (ポーランド軍将校の大量虐殺がカチンの森事件です。) 大戦終了間際、ドイツ軍がまだポーランドの首都ワルシャワを占領していた のですが、ソ連軍が段々迫っていました。イギリスにあった亡命政府は、 このままソ連軍にポーランドをドイツ軍から解放されたら、ポーランドはソ連の 軍事支配下に入ると正しくも考えました。 その為、ソ連軍にワルシャワを解放される前に自力で武装蜂起をワルシャワ 民衆に訴えました。ワルシャワの民衆は武器を持ち、立ち上がりました。 しかし、圧倒的なドイツ軍の軍事力の前に壊滅的敗北を蒙りました。 一部の人々は地下水道に逃げます。その出口では鉄の柵があり、出口なし でした。その川の向こう側の風景を映し出す.... ...これが「地下水道」のラストシーンです。 その川の対岸にはソ連軍が実はもう到着していたのです。 ソ連軍はワルシャワの民衆が虐殺されるのを待っていたのです。 米英仏の帝国主義国側の影響力のあるワルシャワ蜂起が成功すれば 戦後のポーランドで彼らに政治的主導権をとられてしまうと正しくも考え たのです。 米英仏とソ連の政治的対立... そのためにワルシャワ民衆は、米英仏から政治的に利用され、ソ連から 見殺しにされたのです。 その地下水道を這い回った残党の一人が、「灰とダイアモンド」の主人公 マチェックです。彼は戦後のポーランド共産党幹部を暗殺します。 【妹之山商店街】さん 10点(2003-11-01 05:15:24)
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