Menu
 > 作品
 > ハ行
 > 母の眠り
 > envyさんのレビュー
母の眠り のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 母の眠り
製作国
上映時間127分
劇場公開日 1999-11-13
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 こんな重い内容だとは思っていませんでした。娘が母を理解し家族の再生でめでたしめでたしなんて単純なものじゃないですね、専業主婦万歳でもありません。
誕生日パーティで一家が揃うシーンは何かぎこちなく噛み合ってなくて観ていてソワソワ落ち着かない、「こりゃ期待はずれだったかな?」と思ったけど進むうちに気が付いたらすっかりまとまっていた。あのぎこちなさは演技、演出だったのか、そうなら凄い。
見せ場はやっぱり死期が迫った母親が娘に諭すシーンかな、でも私が印象に残ったセリフは「無い物ねだりはダメ、今あるものを愛しなさい」じゃなかったです。
「譲歩よ~」コレでした。優秀ではあるけれど「私が私が」と視野は狭いし余裕も許容もない娘、このお母さんは家族に対して見るべきところはしっかり見ている、見逃していないんですね。
夫と娘と息子の全てを受け入れ、見返りは求めず自ら去って行ったひとりの女性の人生かな。この母親の存在、生き方を家族が受け入れるのは無くしてからなんですよね、こんなものなのかな、ちょっと虚しかったりするなぁ。
メリル・ストリープ、ウィリアム・ハートにレネーちゃん、それぞれ存在感あって良かったと思います。浮気ははたしてあったのか、なかったのか・・・それを最後まではっきりさせない、暴くことなく終わらせたとこに品性を感じました。良作だと思います。
envyさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-25 02:56:15)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 44件
作品の平均点 6.64点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
212.27%
300.00%
436.82%
5715.91%
6613.64%
71431.82%
8920.45%
936.82%
1012.27%
作品の標準偏差 1.58
このレビューの偏差値 51.45
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
母の眠りのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS