Menu
 > 作品
 > オ行
 > 女と男の観覧車
 > envyさんのレビュー
女と男の観覧車 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 女と男の観覧車
製作国
上映時間101分
劇場公開日 2018-06-23
ジャンルドラマ,コメディ,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 俳優のタイプがガラッと変わったなあ、というのがまず思ったこと。
そして映像が素晴らしい。
夕日があたってると思われるシーンが多かったけど、この部屋は元見世物小屋で
西日の強い部屋なんですね、西日って色も感触も匂いも朝日とは別物で夕暮れを鑑賞するのとも違って、西日のきつい部屋っていうのはそれだけで憂鬱になります。この部屋の状態が鋭いなと感心します。
そして目の前の観覧車。この観覧車って単純に1周するだけじゃなくて左右にも移動するの?
そんなふうに動いてるシーンがあったと思う。結構怖い観覧車なんじゃない?
およそ人が生活する家には見えない家で家族らしさも無い家族、気が滅入る。

ケイト・ウィンスレットの熱演を見ていたら「レボリューショナリー・ロード」「ブルー・ジャスミン」が浮かびました。
割と自己評価が高く、意識があるのか無いのかわからないけど前夫を死に追いやったことへの罪悪感で精神のバランスが崩れているようにも見えます。で、またやっちゃうんですよね。
必死にもがいて這い上がろうとするけど、ミッキーは去り、相変わらずハンプティは釣りに誘い、息子は火をつけ、義理の娘は消える。
這い上がるのはいいけどその手段が他力本願なのね、それに不倫してるうちは幸運な運命のめぐり合わせもないのがこの世の法則だと思うのよね、私。
ラストのジニーのアップを見て「この人たぶん死ぬ」なんて思いました、偶然の事故とかでいつものアレン作品のようにあっけなく。そんなふうに思えてしまうほどジニーの痛さをジワジワ感じます。
アレン作品にしては皮肉なコミカルさは薄いかな?そこだけちょっと不満です。
envyさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-02-26 13:45:52)
その他情報
作品のレビュー数 8件
作品の平均点 6.38点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6562.50%
7337.50%
800.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 0.48
このレビューの偏差値 34.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
女と男の観覧車のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS