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追想(2017) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 追想(2017)
製作国
上映時間110分
劇場公開日 2018-08-10
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 「追想」という邦題のついた映画っていくつかあるんですよね、何か他に思いつかないのかな?
映画の内容はこのタイトルから受けるイメージとはちょっと違うと思います、原題の「On Chesil Beach」でよかったんじゃないかと、「チェシルの〇〇」とか「〇〇のビーチ」とか。

観始めは、ウブ、潔癖、大真面目な若いカップルの恋愛と新婚初夜を描いたシニカルコメディかと思ったんです。
イギリス映画ってその手の映画が得意ですし。
しかし所々に心の闇を想像させるシーンもありまして、特にフローレンスの幼少の頃のシーンをどう解釈したらよいのか迷います、トラウマになったきっかけのようでもあり、でも何があったのかは明確にされてません。

エドワードの両親とフローレンスの両親の違い、エドワードは母親にフローレンスは父親に一癖あるわけです。特に問題のない両親、家庭というわけでもないのです。
バイオリニストのフローレンスはクラシック専門、エドワードはチャック・ベリーやプレスリーであり、カルテットが何かも知らない。
とにかく属性というか性質というか違い過ぎるんですが、付き合ってる時は若さ情熱、勢いでカバーされ、
見ない気付かないでいられるんですが、結局現実を見た、知った時点で崩れ落ちる。結婚が破綻のきっかけとなってしまうのですが、遅かれ早かれ二人はダメになる運命だなというのはすんなり納得できてしまいます。誰が悪いわけでもなく言うなれば「縁がなかった」ですかね。
コメディなのかと思って観ていた前半ですが、ラストはおもわず泣けてしまいました。
ジャズ、ロック、クラシックと音楽のバランスも良かったと思います。
envyさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-07-13 14:34:12)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 2件
作品の平均点 6.50点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.50
このレビューの偏差値 30.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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