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カイロの紫のバラ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 カイロの紫のバラ
製作国
上映時間82分
劇場公開日 1986-04-26
ジャンルドラマ,ラブストーリー,ファンタジー
レビュー情報
《ネタバレ》 この作品が公開された頃、私は20代。巷では大絶賛だったのをおぼえています。
その何年か前に「アニー・ホール」がアカデミー賞授賞式を賑わせていたけれどその頃は10代、ちっとも面白いと思わなかったです。ダイアン・キートンは素敵でしたが。
そして「華麗なるギャツビー」からミア・ファローの何がいいのかさっぱりわからなかった私は本作に対しても全く興味がなかった。
ところが年月が経ち、中年と言われる年齢になってからウディ・アレンの映画が面白いと感じるようになったんですよね、
ミア・ファローに関しては考えは変わらずなんですが。
映画が好きでそこに癒しを求めるのはいい、しかし仕事にまったく集中しないでミスばかり、働かず暴力も振るう旦那ときっぱり別れることもできないセシリア。このキャラ設定が苦いですね、ダメ女です。
スクリーンから飛び出してきた時にどう収めるつもりなんだろうと興味が一気に沸く。
皮肉なハリウッド批判もありで、ラストでセシリアは泣きながら映画を観はじめ、いつもと変わらずひと時の夢の世界に浸る。
トムだけじゃなくギルも登場させ、夢と現実を見せつける。ファンタジーを用いながらも、とても苦い内容なんですよね。
こういう見せ方が違和感なくできるっていうのがウディ・アレンの凄いところだと思います。
「カイロの紫のバラ」このタイトルも素敵です。「アニー・ホール」も今観たら感想が変わるかもしれない。
envyさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-03-31 14:35:52)
その他情報
作品のレビュー数 82件
作品の平均点 7.59点
作品の点数分布
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211.22%
311.22%
422.44%
544.88%
656.10%
72125.61%
82530.49%
91821.95%
1056.10%
作品の標準偏差 1.54
このレビューの偏差値 51.75
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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