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《ネタバレ》 思えば1989年というのは公私ともにいろいろと変化がありまして個人的にも転機の年でしたねぇ。
なんていうか、お母さんの嘘が事の始まりになったのかなあ、子どもたちにも言えないほど怖かったんでしょう。秘密警察なんていうのもあったし、熱心に共産活動をするのも自分と子どもたちを守るという理由が大きかったのかなと。 息子の気持ちはわかるんですが、嘘をつき続けていることに少々もどかしさを感じたのは正直なところです、特に父親と別れた経緯がわかった時点でもういいんじゃないの?と思ったんですけど、息子の用意した嘘のニュースを信じているふりをして騙されたまま逝くというラストは慎み深くてよかったです。「素晴らしいわ」という言葉がとても印象に残ります。 お母さんに壁がなくなったことを打ち明けるララがすごく可愛らしくてほっとする存在でした。 こういうタイプのドイツ映画って珍しいですね。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-05-09 14:39:19)
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