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自分はもうすぐ30歳になりますが、観ていると忘れかけていた10代の頃の行き場のない苛立ちを思い出しました。少年院が舞台ですが、主人公たちは特別凶悪なわけでもなく、堅気の人たちとは紙一重という感じの描写です。少年院なのに、出演者が全般的に格調高いのが気になるところですが、社会から隔離された空間として象徴的に使われているだけなのかなとも思いました。この隔離された環境で主人公たちは、行き場のない毎日を送りながら過去を回想します。その過去とは少年院に入所する前のことなのですが、少年院の外でも結局行き場がない。そんな感じで物語が進んでいきます。この映画は、もう若くない人が昔を回想するためのものなのかもしれませんね。でも味があっていいと思います。
【EDOFUNK】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2008-10-04 00:06:58)
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