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《ネタバレ》 見終わった時の胸糞の悪さはさすがS.キング原作。
正体も出どころもわからない謎の怪物も確かに怖いが この映画の核心は恐怖に支配されてしまった後の人間の心です。 一人の極神論者の中年女性の言葉に最初は誰しもが耳を貸さず 狂人扱いだったのが、徐々に正体を見せてくる怪物達の襲撃、 目の前で死んでいくご近所さん達を目の当たりにするうちに ひとり、またひとりと神にすがり、狂人扱いの女性が 教祖様へと変わっていくこの描写が恐ろしい…。 軍の政府関係者を血祭りにあげ、「生贄に」と外へ放り出すシーンは あながち映画だけのお話じゃ無いんだろうと思わず身震いすら覚えます。 ラストで主人公のとってしまう行動はこういったさまざまな人間の弱さを 目の当たりにしているからこその究極の選択ですね。 わが子を手にかけなければならないまでに追い詰められた人間の心理なんて 同じ状況に立たされなきゃ絶対にわかりません。 【MK】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-10-04 11:16:52)(良:1票)
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