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たいへん面白い
筒井真理子の独壇場だが 脇が重厚でより引き立つ 何がまともで、何がいけなかったのか 何処からおかしくなったのか 震災、介護、宗教、隣人猫、半額客・・・ 小さな波紋は大きな波になり自分の周りから広がり 夫や息子も波を避け、結果、遠くに追いやった 信じる物は救われるというが、吟味は必要 本人が信じたものは心のよりどころとなりえたのか 同じ所をぐるぐる回っているだけじゃないのか 自己満足の極地 戻ってきた夫には無理だったが 息子や彼女が語る正論に観ているほうもハッとなる 本音を言い張る波紋上の演出の凄み 要所で響くクラップ音が布石だったとは 晴天なのに雨の降るラストは心を洗うようだった。 【カーヴ】さん [映画館(邦画)] 8点(2023-06-07 15:10:40)
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