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ミュンヘン のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ミュンヘン
製作国
上映時間164分
劇場公開日 2006-02-04
ジャンルドラマ,サスペンス,スポーツもの,犯罪もの,歴史もの,実話もの,小説の映画化,スパイもの
レビュー情報
《ネタバレ》 最初は映画館で、今回DVDにて鑑賞。ミュンヘンオリンピックの事件の時は僕は小学生だったが、なんとなく覚えている。今も憎悪と暴力の応酬が続くパレスチナ。ユダヤ系であるスピルバーグにとっては大変身近なテーマなのだろう。その点日本人にとってはニュースでいつも見ることはあっても、何処か遠い世界のような気がする。平和ボケが良いか悪いかは置いて無実の国民を何百人も拉致されても何も出来ない日本とは全く違う。イスラエルも、土地を終われたパレスチナ人も、自らの国、生存権を守るためには暴力をも躊躇しない。その血と暴力の歯車に否応無く巻き込まれていくアヴナーは、任務を遂行するうちに、段々とこの現状に疑問を抱くようになり、最後には暴力の応酬からは何も生まれないことを悟るわけだ。うーん、しかし、どうだろう。この応酬からは何も益が無いということは多くの人がわかっているのではないだろうか。それでも止まらない現実に悲劇がある。映画としてそのような落とし所に持っていくのはとても正統で、確かにそのとおりなのだが、僕には何か割り切れないものが残る。おそらくスピルバーグもその辺はわかっていて、その絶望がラストシーンのWTCに現われているのではないか、と僕は解釈したのだが・・・。
ロイ・ニアリーさん [映画館(字幕)] 8点(2006-04-30 16:16:59)
その他情報
作品のレビュー数 142件
作品の平均点 6.92点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.53
このレビューの偏差値 54.65
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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