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椿三十郎(2007) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 椿三十郎(2007)
製作国
上映時間119分
劇場公開日 2007-12-01
ジャンルアクション,ドラマ,コメディ,時代劇,リメイク,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 本作一番の難は織田裕二。「もうすぐ四十郎」にはとても見えないし、食い詰め浪人にも見えない。着物は綺麗だし肌はつやつや、歯並びの良い真白な歯だ。ぼさぼさの髷もカットの声がかかる度にメイクさんが丁寧に整えたのだなあと思える人工的な乱れ髪。
森田芳光は黒澤がこだわりにこだわったこういうリアリティには興味がないのだろうか。
そもそも彼のキャラクターづくりがオリジナル台本とずれているので、三十郎の行動全てが嘘くさくなってしまうのだ。

殺陣は頑張ってはいるが到底三船には及ばない。ハリウッド風の細かいカット割りでお茶を濁す。まあ仕方ないだろう。
そして最大の見せ場、最後の決闘。
これは新解釈で立ち会いそのものは評価できる。しかし・・・なぜ再現VTRよろしくスローで繰り返したりするのか。がっかりだ・・・。
スタッフロールをバックに三十郎が去っていくが、そんな歩き方侍じゃないよ。緊張感が足りない。
その他、技術面でも雑なドリーショットや信じられないフォーカスの甘いカットを発見した。これでOKを出してしまうのか?
役者は頑張ったと思うが、総合的にみて、とてもオリジナルには及ばない出来だった。これなら森田流にオリジナル脚本で、新しい椿三十郎をつくればよかったのだ。



ロイ・ニアリーさん [映画館(邦画)] 6点(2007-12-02 11:29:47)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 69件
作品の平均点 5.57点
作品の点数分布
011.45%
100.00%
222.90%
3710.14%
4811.59%
5913.04%
62028.99%
71420.29%
8811.59%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.72
このレビューの偏差値 51.46
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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