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初代ダイハードが公開された頃は新鮮味があったコンセプトも今や同じようなハリウッド製アクション大作が目白押しの昨今にあっては影が薄い。超人的戦闘能力と運の良さを持つヒーローが活躍する映画はボーン・スプレマシーや007、ミッション:インポッシブルなどでもうお腹一杯なのだ。勿論本作によって新しいアクション大作映画の地平を切り開こうなどというものはなく、人気シリーズのヒーローに再登場を願って一発当ててやろうということなのだろうけど。
それにしても今作はマクレーンの不死身振りが際だっているし、あまりにも安易に人の命が失われすぎる。 物語の設定も突っ込みどころ満載、特殊効果は素晴らしいが、観客はカラクリも知っているし刺激には慣れっこで、もはや手に汗握ることはない。人気シリーズゆえの縛りか、ある程度の興収が見込める故の甘えなのか、ハリウッド的アクション映画の安全圏でお茶を濁したという感が否めないオールドスタイルな作品だった。 【ロイ・ニアリー】さん [DVD(吹替)] 6点(2007-11-09 13:36:34)
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