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告発のとき のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 告発のとき
製作国
上映時間121分
劇場公開日 2008-06-28
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,ミステリー
レビュー情報
《ネタバレ》 最初は軍上層部の暗部やもっと大きな政治的組織的矛盾を告発するような内容かと思ったのだが、一兵士、戦場に送り込まれるひとりの若者が戦場の狂気に飲み込まれ異常な結末を迎えてしまうというある意味パーソナルな内容であった。語り口は淡々としていてセンチメンタルに流れず、トミー・リー・ジョーンズの” オヤジ”らしい無骨な人間造形は国や人種を越え琴線に触れるところがあるのではないだろうか。とても素晴らしい。またハギスならではのしっかりした構成力には感心せざるを得ない。
しかしその状況がいかに理不尽で人間性を失わせてしまうということと、戦争の非人間性を告発するという意味に於いて説得力を持ったとしても、それがアメリカ兵であるという時点でどうしても、軍事国家ジャイアン米国の独善的な自惚れと見られてしまうのが悲しいところ。イラク戦争の大儀が大きく疑われる昨今に於いては尚更である。
ロイ・ニアリーさん [DVD(吹替)] 7点(2010-12-09 12:53:58)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 59件
作品の平均点 6.81点
作品の点数分布
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61118.64%
71627.12%
81322.03%
9610.17%
1011.69%
作品の標準偏差 1.44
このレビューの偏差値 50.89
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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