Menu
 > 作品
 > ワ行
 > 笑う男(1928)
 > The Grey Heronさんのレビュー
笑う男(1928) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 笑う男(1928)
製作国
上映時間110分
ジャンルドラマ,ラブストーリー,サイレント,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
「恐怖と幻想の世界」の中の1本で写真からおどろおどろしい怪奇ものとして手つかずだった作品。
17世紀イギリスにおいて謀反人として処刑された男の幼児が父の愚行を一生笑うように子供の人身売買組織に笑い顔に整形され捨てられるという冒頭の展開にこれは復讐譚なのだろうか?
旅芸人の一座に拾われた幼児が拾った乳児(盲目だった)に対する心遣いに涙が滲み「えっ?」
一座のスターに成長した二人のいたわり合う純愛模様に、笑わせるのと笑われる違いに悶える姿に、座長の慈愛に、横暴極まりない王家の遣り口と闘う姿に、ハッピーエンド、バッドエンドの予想がつかないテンポの良い展開に手に汗握る硬直状態。
何度も泣かされた中で一番泣かされたのがジャーマンシェパードのホモ君。鑑賞史上最も男気ある犬の君に加点。泣き納めだったラストショットが目に焼き付きます。
恐怖も幻想も無い人間ドラマ文芸作品として極上の逸品です。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 10点(2022-03-21 18:20:45)
その他情報
作品のレビュー数 2件
作品の平均点 8.50点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7150.00%
800.00%
900.00%
10150.00%
作品の標準偏差 1.50
このレビューの偏差値 56.67
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
笑う男(1928)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS