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砂の器 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 砂の器
製作国
上映時間143分
劇場公開日 1974-10-19
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,ミステリー,刑事もの,音楽もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 初見。前半部分の事件の真相に一歩一歩近づく展開と、今西・吉村、両人の実直な人柄は原作通りで丹波・森田の意外な好演に驚きます。後半部分、重きを置いた親子の苦難の描写に、数年前のハンセン病訴訟控訴断念のニュースの際の原告のお一人が語られた「ようやく人間になれました」が思い浮かびます。
 同じ風景でも悲しい時にはとても綺麗に見えます。流浪の親子を包む風景の美しさが残酷でした。
 巡査の行為も誤った国策にたった上でのもので息子にとって善意だったのか。息子が隔離されてはならぬとの思いが言わせた「知らん」
 陰険な用心深さで目標に突き進む者を肯定出来ませんが、そうさせた背景の人間ドラマが際立っている本作は原作以上の仕上がりでした。
The Grey Heronさん [DVD(邦画)] 8点(2009-10-31 01:24:17)
その他情報
作品のレビュー数 198件
作品の平均点 7.68点
作品の点数分布
000.00%
110.51%
221.01%
331.52%
473.54%
5126.06%
62613.13%
72713.64%
84120.71%
94522.73%
103417.17%
作品の標準偏差 1.89
このレビューの偏差値 50.90
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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