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日の名残り のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 日の名残り
製作国英,米
上映時間134分
劇場公開日 1993-11-05
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 執事たる者、女中頭と恋に堕ちてはならない、主人に自分の主義主張を口にしてはならない。執事としての信条を貫き通したスティーブンスですが、機械の様に無感情ではなく、人として湧き上がる感情を自ら淡々と押さえ込む様子を観て、悲しくなりました。中でも、恋愛小説をケントンに無理やり取り上げられるスティーブンスの姿、あの右手は動かなかったのか動かさなかったのか、は胸が痛くなる忘れられないシーンです。ダーリントン卿の最期を、バスで去ってゆくケントンを、それぞれどのような気持ちで見送ったのでしょうか。ケントンが「愛しています」と自分から一言も口にしなかったのは、執事というものを理解し尊敬していたからなのでしょうか。二人の見事な演技を観終わった後、いろいろな事を考えさせられ、自分なりの答えがまだ見つからない作品です。
The Grey Heronさん 8点(2004-07-09 05:59:01)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 90件
作品の平均点 7.44点
作品の点数分布
011.11%
111.11%
200.00%
300.00%
455.56%
566.67%
688.89%
71921.11%
81921.11%
92426.67%
1077.78%
作品の標準偏差 1.89
このレビューの偏差値 51.55
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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