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オフィサー・アンド・スパイ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 オフィサー・アンド・スパイ
製作国仏,伊
上映時間131分
劇場公開日 2022-06-03
ジャンルドラマ,サスペンス,歴史もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 敬愛するポランスキー監督作と言うことで駆けつけました。
ドレフュス事件は「ゾラの生涯」で知っていましたが、その作品では描かれていなかったピカール中佐が本作の主人公。
ドレフュスの濡れ衣を晴らそうと奔走するのですが、ユダヤ人への蔑視を持ち友愛も無く実務者として間違った事は認められない、長いものに巻かれないドライな姿でやるせないラストに薄ら寒さが。一方で、裁判での「ブラボー!」小躍りする場面を初めとした権力者の横暴さとユダヤ人への憎悪を剥き出しにする市民の洗脳煽動される姿は力をこめて描かれており、監督は何を表そうとしたのか。
もう一つのお目当てマチュー・アマルリックは出番少なく肩透かし。
中佐の不倫相手を演ずる監督夫人エマニュエル・セニエも何だかなぁといったところ。
ポランスキー印の重厚な映像に加えて、劇場鑑賞だったせいもあるのか、音、に迫力があって、ドアが閉まるという何気ない音にも惹かれるものがありました。御大の次回作も観たいですね。
The Grey Heronさん [映画館(字幕)] 7点(2022-06-29 01:27:56)
その他情報
作品のレビュー数 3件
作品の平均点 7.67点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.47
このレビューの偏差値 20.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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