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心の旅路 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 心の旅路
製作国
上映時間124分
劇場公開日 1947-07-08
ジャンルドラマ,ラブストーリー,戦争もの,モノクロ映画,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 記憶喪失に運命を翻弄される男女の物語というありがちな物語も、元祖と呼ばれるらしい本作の上質さには感じ入りました。記憶喪失ものの見所である、記憶を喪失した事による悲劇、記憶が甦った事が生み出す悲劇、如何にして記憶が甦るかが、本作は意外な展開で繰り広げられ強引さも感じますが、登場人物が、現実を受け止め恋する人の前では乱れまいとする凛とした人々なので物語にどんどん惹き込まれていきます。これは役者の魅力もありますが演出の妙によるところが大きく、ポーラの嘆き悲しむシーンを一切見せずにチャールズの前に登場させたシーンはとりわけ素晴らしく、このシーンあってこそ観客は彼女が「スミシィ」と呼べるのを今か今かと待ち望み、ラストシーンに心から「ああ、よかったね」と言えるのではないでしょうか。この締めの演出も冴え渡っています。あの場所での彼女のアップは私の忘れじのシーンとなるでしょう。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-14 00:14:38)(良:3票)
その他情報
作品のレビュー数 45件
作品の平均点 7.69点
作品の点数分布
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412.22%
5613.33%
648.89%
7613.33%
81226.67%
91022.22%
10613.33%
作品の標準偏差 1.64
このレビューの偏差値 51.15
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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