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東への道(1920) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 東への道(1920)
製作国
上映時間109分
ジャンルドラマ,ラブストーリー,サイレント,モノクロ映画,小説の映画化,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
98年前に製作された無音の134分間は、ありきたりな物語でありながら、しっかりとした起承転結、リリアン・ギッシュ、リチャード・バーセルメス、ロウエル・シャーマン(映画におけるゲス男のバイブルと言える目つきが絶品)を始めとして端役に至るまで登場人物全員の際立った個性、肩の力が抜けるお笑いシーン、ラスト・ミニッツ・レスキュー(監督の十八番だというのを鑑賞後知る事に)一瞬も目が離せない。圧巻だったのがリリアン・ギッシュが吹雪の中を彷徨い流氷上で力尽きるシーンで、「このまま滝壺へ落ちてゆけばこれ以上辛い思いしなくて済むのかも、でも何とか助からないのか」涙が溢れ、救出に向かうバーセルメスに「早く!」握り拳。老婆のような顔つきになり凍死寸前だったというリリアン・ギッシュの役者魂(監督に対する信頼感なのか?)に喝采。無音でもこれ程までに表現出来る事に感嘆しきりの傑作。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 9点(2018-12-10 11:17:42)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 9件
作品の平均点 8.44点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.50
このレビューの偏差値 52.47
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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