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風と共に去りぬ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 風と共に去りぬ
製作国
上映時間232分
劇場公開日 1952-09-04
ジャンルドラマ,ラブストーリー,戦争もの,歴史もの,小説の映画化
レビュー情報
1939年、まだ私の両親でさえこの世に生まれていなかった時代に、これだけのスペクタクルを総天然色で撮ってしまったという事実に打ちのめされる壮大なスケールの物語。この映画を観るたびに私は、この国と戦争をして勝とうと思っていたわが国の無謀さに驚き呆れる。実は戦前に一度輸入されていたのに、反戦映画とされて返却され、実際に公開されたのは昭和27年になってからだそう。検閲した人は知っていたんだよね、日本が戦ってるのがどんな国なのか。実際、学徒出陣にあたってはなむけの意味で帝大の学生たちにマニラから押収したフィルムを上映して見せたら、彼らは敵国のあまりの強大さに呆然として旅立つハメになってしまった、というちょっと笑えない話もある。アトランタ炎上のシーンとか、大仕掛けなのも凄いけど、とにかく凄いなあと感心するのは、この時代の映画って7000人と言ったら本当に7000人のエキストラを動員しちゃう。ずらーっと広場に横たわる死傷者の列なんて、この国の動員力=底力を見せつけられる思いがします。私は個人的に、スカーレットという女性像自体はそれほど好きになれないんだけど、女がここまで死にもの狂いで頑張らなければ勝ち残れなかった時代があったんだということは、男女雇用機会均等法世代にはもう一つピンと来ない話なんだと思います。でもこういう女性が、まさに憧れだった時代もあったんですよね。今の女性は楽をしてるよなあ、と痛感できる作品でもあります。
anemoneさん 6点(2003-12-10 23:01:08)
その他情報
作品のレビュー数 260件
作品の平均点 7.58点
作品の点数分布
020.77%
141.54%
231.15%
341.54%
4103.85%
5176.54%
63011.54%
74316.54%
84115.77%
94416.92%
106223.85%
作品の標準偏差 2.20
このレビューの偏差値 46.72
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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