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“アイデンティティー” のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 “アイデンティティー”
製作国
上映時間90分
劇場公開日 2003-10-25
ジャンルホラー,サスペンス,ミステリー
レビュー情報
「ユージュアル・サスペクツ」以来のあざとさですね。一堂がモーテルに辿り着くまでの、カットバックを多用した構成は上手いな、と思いました。序盤から中盤にかけてはわりと普通のサスペンス・タッチで進むんですが、見ている間にどんどんジャンルが変わって行きます。クロスオーバー・スタイルというか、複雑に幾つものミステリやドラマが絡まり合って全然違うところに不時着して行くあたりは目新しさもあって飽きません。アマンダ・ピートは圧倒的に可愛いですし、どう考えても普通に終わるワケないレイ・リオッタも、何かあっても何もなくても違和感のない不思議な存在感のジョン・キューザックも、顔合わせの妙に加えて「どこで期待を裏切ってくれるんだろう」的な期待をちゃんと裏切らないですし、全体的に質感の高いニューウェーヴという印象を受けました。もうちょっとおバカなありきたりのミステリー・サスペンスを想像してたのでひねりの効き具合に好感度高いです。いかにも何かありそうで結局何もないB級ミステリーみたいな作品が多い中で、何もなさそうでちゃんとタネも仕掛けもあるというのは意外に凄いことだと思います。これはたぶん、一見の価値はあるんじゃないでしょうか。けっこうお買い得な気がします。
anemoneさん 8点(2004-10-18 02:18:43)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 292件
作品の平均点 7.11点
作品の点数分布
000.00%
120.68%
231.03%
372.40%
462.05%
5186.16%
64415.07%
78127.74%
88629.45%
93612.33%
1093.08%
作品の標準偏差 1.59
このレビューの偏差値 53.53
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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