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25時(2002) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 25時(2002)
製作国
上映時間136分
劇場公開日 2004-01-24
ジャンルドラマ,犯罪もの,小説の映画化
レビュー情報
スパイク・リーがとうとうニューヨークをめった斬りにしましたね。この罵詈雑言は、愛情の裏返し。愛して愛してやまないからこそ、ここまでとことん言えるのです。スパイク・リーでなければ出来ないことです。その狂おしいまでの愛情を、演技者として全て背負ってのけたエドワード・ノートン、ブライアン・コックス、素晴らしいです。これまではコミュニティを通して人々を語ることの多かったスパイク・リーですが、今回はアイルランド系、ロシア系、ヒスパニック系と意図的に人種の坩堝を目指したように思います。NYをボロクソにこき下ろすシーンでは、さらにアジア系、アフリカ系など様々な人々が槍玉に挙げられます。その全てがジグゾーパズルのようにNYを作りあげている、その全てを憎んで憎んで、怒りの全てを吐き出している、これほど強い愛情を私はこれまでどの映画にも見たことがありません。この作品の主役はNYそのものではないかと思います。スパイク・リーはこれからもまだまだ傑作を撮るでしょうが、この作品を越えて行くことが彼自身にとっても試練になるのではないかと思いました。
anemoneさん 9点(2004-01-27 00:28:36)
その他情報
作品のレビュー数 103件
作品の平均点 6.15点
作品の点数分布
000.00%
121.94%
232.91%
376.80%
41312.62%
51110.68%
61514.56%
72524.27%
81413.59%
9109.71%
1032.91%
作品の標準偏差 2.07
このレビューの偏差値 56.67
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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