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自分は基本的にストーリーのないダラダラした映画の価値を認めないのだが、これは例外。なかなか良かった。というのは、小さな小さなエピソードがきっちり描かれ、そのなかで登場人物の背景がしっかりと語られることで、ダラダラしたシーンの一つ一つが非常にリアルだから。そしてもう一つ、「成長」というテーマが全編を通じてブレていないから。この手の映画を楽しんで見られたことは、自分にとってはちと衝撃的だった。水が入ったガラスのボールのなかに雪が舞うおもちゃを上から眺めているような、そんな気分になる、不思議な映画。
【ぽん太】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-02-23 20:23:49)
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