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切腹 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 切腹
製作国
上映時間132分
劇場公開日 1962-09-16
ジャンルドラマ,時代劇,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
書物に残される歴史を鵜呑みにしがちな我々だが、本質というものは“その場に居合わせた者のみ知る”ということでしょう。特にこの時代は写真や映像も残ってないのですから。井伊家の連中にしても、千々岩求女の本心(本質)は分かっていなかった。つまり、自分のことは分かっていても他人のことには無関心なのが人間である。
争いのない泰平の世。皮肉なことに武士(侍)たちはその職を失い、戦乱の時代より比べ物にならないほど苦しい日々を送ることになった。果たして争いの無いことだけが幸せな世の中と言えるのだろうか? 確かに今の日本は“比較的”裕福であり、戦争という物の危機感も無く、食うことにも困らない。しかし、それは“比較論”であり、苦渋の生活を強いられている人もいるのです(現代ではバブルの影響もあったでしょう)。この作品で語られる物語は、戦後間もない時代のバランスを欠いた生活土壌が舞台である。世の移り変わりの際には、こうした理不尽な理由で転落の立場に置かれてしまう人達が置き土産とされてしまう。それは今も昔も同じではないだろうか?
おはようジングルさん 9点(2004-10-14 12:01:45)
その他情報
作品のレビュー数 162件
作品の平均点 8.33点
作品の点数分布
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674.32%
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103722.84%
作品の標準偏差 1.47
このレビューの偏差値 53.10
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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