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ミミ・レダーが「ディプインパクト」の前に撮った作品だけあって、ニューヨークにツインタワーが残ってますね。女性がメガホンをとった作品ですが、感心するのは丁寧な作り込みです。女性特有の繊細さが伺え、シーンのつなぎもしっかりしています。特に人物を撮るに当たり、光の光源に気に遣っているので俳優が引き立つんです。アクションシーンも悪くないし、上手く緊迫感を出せていると思います。
ジョージ・クルーニーはいつも通りの??な演技なのですが、ニコール・キッドマンは良いですね。動きが大袈裟すぎていないし、台詞の無い場面での表情の作り方が上手い。彼女の能力には「ムーラン・ルージュ」でも驚かされたのですが(歌も上手い)、才能が有りますね。 テロリストを徹底的に悪とみなしていない点にも好感が持てる。悲しい裏側を見せることが(妻と娘の死)、人物の作り込みに深みを増すことになる。普通の人間でも“復讐の炎”に包まれると常軌を失った行動をとってしまう。 アメリカによるイラク攻撃後、現在も行われているアルカイダによるジハードを思い起こした。 ただ、犯人に同情してしまうようなことが有ってはならない。これ見よがしにアメリカばかり批判して満足している人間をよく見かけますが、この問題はそんな単純なものではないと思う。 【おはようジングル】さん 7点(2005-02-28 13:21:50)(良:1票)
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