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初っぱなから黒づくめの柄の悪い集団が『マドンナ』の曲に対する論争を繰り広げるシーンから始まる。『アゴ男』が中心で、訳の分からない個人的な偏見をまくし立てているのだ。その人物はタランティーノ監督自身であり、出演までしちゃっているのです。彼にとってこの作品が初監督作品なのですが、この独特の演出はこの先の作品にも色濃く反映されていく(パルプ・フィクション→キルビル等)。この思い切った(自殺行為とも言える)構成は独創的であり、斬新な場面設定は革命的なものだった。
その後の展開も破天荒で、大切であるはずの銀行襲撃のシーンを丸ごと飛ばしてしまうのだ。唖然!! 終始クールに物語は進みますが、とにかく会話(台詞)の内容が面白いし、俳優陣の演技もハイレベル。そして何より音楽が渋い。 相当な低予算映画かと思われるのですが、アイデアとセンスで見る側を圧倒します。もの凄い才能だと思いました。 【おはようジングル】さん 8点(2003-12-05 17:15:53)
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