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山本二三という監督、長年宮崎駿の下でジブリ作品の美術監督を手がけてた人物だ。
なるほど一本桜の画も良いし合掌家屋の並ぶ田舎の風景や背景の描き方は アニメ界に於いては秀逸の一言に尽きる。 ・・なのにこのダメダメぶりは何だ? これほど背景・美術と著しく乖離したストーリー・キャラ設定は見た事がない。 子供が描いてもまだマシな画が描けるのではないかと思えるほど 見ていてツラくなる人物画と精霊達の作画表現。 なにしろキャラが立ってないもんだからどの精霊が何の化身なのか皆目検討もつかず それでいてウゾモゾとやたら数多く出て来て理解するのもやっとの始末。 加えてダム建設を基にした今流行の環境破壊を安易にテーマに盛り込んでおきながら ミヨリの家庭環境を巡る(これも環境破壊とでも言いたいのかw)話と絡ませようとして なんら絡み合う部分は微塵もなくストーリーが支離滅裂で迷走している。 そもそも何の意味があって今の時期にこんなありふれたベタな作品を作ったのか? 子供に理解してもらうにはあまりにも稚拙過ぎる程の演出に 見ている大人としては眼を覆うばかりだ・・。 TVでやる映画としてはこれが精一杯ですよという諦観の下作って 自己満足に浸っている製作者の環境を真っ先に破壊すべきだと痛感。 ・・という訳で評価しえない程の酷さなのだが制作費2億でよく頑張った というかよくやる勇気があったなという無謀なスタッフ達に 敬意を評して(笑)3点献上(^_-)-☆ 【sting★IGGY】さん [地上波(邦画)] 3点(2007-09-15 09:57:16)
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