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天使と悪魔 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 天使と悪魔
製作国米,伊
上映時間138分
劇場公開日 2009-05-15
ジャンルドラマ,サスペンス,アドベンチャー,シリーズもの,犯罪もの,ミステリー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ダンブラウンのこのシリーズは原作も映画シリーズも両方見ているわけだけど、映像化する事には大きなメリットがある。

前作も今作も「欧州観光ガイド」のような内容なわけだけど、文章だけだとどうしてもその風景が伝わらない。
それを映画化する事で、鮮やかな映像でそれを楽しむことができるわけだ。
映画化されるにあたりシリーズ3作目のロストシンボルがスキップされているわけだけど(今年公開されているインフェルノはシリーズ4作目)、その理由もおそらくそこにあって、3作目の舞台はアメリカのワシントン。
アメリカ人にとって、欧州観光ガイド的映像美として楽しんできた本シリーズの舞台がワシントンになるのは映画として明確な「スペックダウン」になってしまうので多分スキップされたんだと思う。(まぁ3作目が一番つまらないからってのもあるわけですが)

(ちなみに本来このシリーズの1作目はこっちで、ダヴインチコードが2作目だったりするけど映画の上ではそこはあまり問題ではない)

一方で映像化する事には欠点もあり、その一つはただでさえ謎解きお使いゲームのような内容が観客を無視したハイペースで進んでいくため、観客がおいてけぼりにされること。
「なんか知らんが次は●●?らしい…次はよくわからんけど▽▽?」の連続で、内容を咀嚼する暇を与えてくれないもんだから「なんか謎解きが行われて話が進んでるけど細かい事はよくわからん」という状況になってしまう。
しかし、実はそれは対した問題ではない。
なぜならば(原作を読めばわかるけど)本で読んでても結局そんな感じだからw

もう一つの問題はもっと重要で、映像化する事で犯人が丸わかりな事。

この映画で主役をはずして考えれば、最も有名なキャストはユアンマクレガー。
キャスティングをみただけで「たぶんこいつが犯人だな」といきなり観客にはわかってしまうわけで…これはいかん、いかんですよ。
あばれて万歳さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-10-29 22:40:44)
その他情報
作品のレビュー数 107件
作品の平均点 5.95点
作品の点数分布
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332.80%
41110.28%
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62826.17%
72725.23%
81110.28%
910.93%
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作品の標準偏差 1.29
このレビューの偏差値 44.23
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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