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天気の子 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 天気の子
製作国
上映時間114分
劇場公開日 2019-07-19
ジャンルドラマ,SF,ラブストーリー,ファンタジー,アニメ,青春もの
レビュー情報
劇場公開時、評判を知ろうとレビューを軽くみると「恐ろしいほどのセカイ系」とのレビューが多数。
あぁ新海、今回は自分の趣味全開でやらせてもらえたのね…と思いつつどストレートなセカイ系はさすばにちょっと…と思い(&声優じゃない有名俳優女優のキャステイングも気にくわなかったので)劇場に脚を運ばなかったわけですが、今回地上波放送との事で視聴。

後半、覚悟していたその想像を上回るほどのど直球なセカイ系っぷりにはちょっとびっくりで、逆にここまでセカイ系だといっそ清々しい…と感心するレベル。
普通に評価すれば6点とかなんでしょうが、いまどき「セカイの命運より君一人が大事」というセカイ系特有の青臭いテーマをどストレートに描く姿勢はわりと嫌いじゃないのでプラス1点です。
とはいえ映画の出来としては「君の名は」には遠く及びません。
同じセカイ系であっても、一般の人が観る劇場映画なんだからあれくらいうまくそれを隠してほしいのですよ、えぇ。

あとは映画について細かい事をちょこちょこ書くと…
まず前作よりさらに具体的に描かれる細かなリアル東京の姿には感動しました。
描かれる街があまりに具体的なので東京の地理に明るいかどうか…で受ける印象がだいぶ変わってくるのではないでしょうか?

たとえば、冒頭の病院のシーン、彼女が新宿南口のあの病院から小田急の踏切を渡って代々木のビルに行くシーンわけですが、あのシーンで実際に「この踏切閉まると長いんだよな」とか「ここ右まがったひつじ屋おいしいんだよな」なんて事が頭に浮かぶかどうかでだいぶ映画の印象変わるんじゃないかな、と。
そう思うくらい具体的なややマニアックな新宿池袋田端近辺の街が描かれていて、個人的には好きでした。東京好きなんで。

あとどうしても言いたい日本の劇場アニメでよくある「興業のために声優を使わない事」に関しての問題です。
個人的には「キャスティングが嫌だからアニメ映画を観にいかない」人もいる事を制作会社には強く訴えたいのです。

平泉はネタとして割り切るとしても、本田翼はかなり残念。小栗の役は「これが平田だったら…」といちいち思わせてくれるし、じゃぁジブリのように声優嫌いなのかというと、花澤綾音というオタ向きな声優いじりして遊んでくるし、もうどうしたいのよ?と。
主要キャストについては知名度の高い俳優を使えという製作会社の意向なんでしょうが、こういうのはほんとーにやめていただきたい。

そんな中、主演の二人の演技はなかなかよかったと思います。
特に昨今売れてる森七については、今後普通に声優の仕事普通にやってけるよなぁ、と感心するほど。
まぁ主役の声がひどいと例えばプロメアみたいに「観てらんない」ような事態に陥る可能性が多分にあるわけで、そこはさすがに配慮したんでしょうけどね。
あばれて万歳さん [地上波(邦画)] 7点(2021-01-04 02:45:06)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 82件
作品の平均点 6.48点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
211.22%
333.66%
467.32%
51315.85%
62530.49%
71012.20%
81012.20%
9910.98%
1056.10%
作品の標準偏差 1.82
このレビューの偏差値 51.58
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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