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下妻物語 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 下妻物語
製作国
上映時間102分
劇場公開日 2004-05-29
ジャンルドラマ,コメディ,青春もの,小説の映画化
レビュー情報
邦画には、世界的に高い評価を得ている映画も多数ある一方で「日本人しか面白さがわからない映画」というのが一定数存在します。
最近であれば、だって埼玉だもん…じゃなかった翔んで埼玉なんかが典型的なそれです。
で、その「日本人にしか面白さがわからない映画」の頂点は個人的には「シン・ゴジラ」だと思っていますが、ここにもう一つ同レベルの傑作があります。

それがこの「下妻物語」です。

下妻なんか知らねーよ、という人でも、結局ここに描かれているのはよくある日本の田舎の風景です。
ジャスコをアピタあるいはイズミヤに置き換える事で、多くの日本人はその感覚を理解できるのです。
(そもそも田舎を知らない純粋な東京23区民なんかはこの空気感はわからないでしょうが…)

この映画に出てくるいろんな文化や小ネタも日本人には肌感覚で理解できるもので、めちゃくちゃ笑えるわけです。
しかし一方これを外国の人が観たとして、面白いと思うでしょうか?
いや表面的には面白いと思うかもしれません。
しかしこの映画の本質的な面白さは全く理解できないでしょう。
根本的な肌感覚が違いますからこれはもうしょうがないのです。

世界に通用する、世界で評価される映画も素晴らしいとは思いますが、日本人による日本人のための映画もまた素晴らしい。
そう思う今日この頃です。
あばれて万歳さん [インターネット(邦画)] 9点(2019-08-17 11:59:21)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 271件
作品の平均点 7.34点
作品の点数分布
000.00%
110.37%
210.37%
362.21%
451.85%
5197.01%
63814.02%
75821.40%
88230.26%
94817.71%
10134.80%
作品の標準偏差 1.58
このレビューの偏差値 56.67
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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