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Vフォー・ヴェンデッタ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 Vフォー・ヴェンデッタ
製作国米,独,英
上映時間132分
劇場公開日 2006-04-22
ジャンルアクション,サスペンス,SF,政治もの,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 これは、テロ推奨、サイコ野郎のうんちく勿体ぶりくそ映画なのか?それとも文学と音楽への敬意に満ちた、崇高かつ確かなメッセージ性を持つ傑作なのか?ガラガラの映画館の中でグラグラ揺れていた。しかし私にとっての最後のドミノは残りました。仮面を一度でも取ればくそ映画決定だったかも。しかし取らなかった。面白い映画とは両者の間をスレスレで立ち回るものなのだ。サイコはヒーロー、うんちくは美学に変わる。またアメリカ万歳映画か、と臭わせるプロローグ。と、思わせておいて、意図的にあの国を軽視している態度が小気味よい。イギリスくさい映画。キャストも。それでいて米独合作ですか・・小さい頃観た「いちご白書」よりも政治色が強くて胡散臭い雰囲気が漂うにも関わらず、怪しい新興宗教の宣伝ビデオもこんな感じかなと思わせる台詞回しにも関わらず、これを観て霞ヶ関を爆破しようと思い立つ輩が出てきやしないかが心配になってくるにも関わらず、この映画に何故か思いっきり肩入れしたくなる。正義と復讐、テロと革命は、爆破と花火のように単なる視点の違い。「フォー・バンデッタ」が示すように、たまたま復讐の視点から描いている。が、本質はあくまで左右対称のV。勝手な想像だけど、シンボルとコンテンツが見事に一致している史上希な例だ。そこが気持ちよい。
正義と微笑さん [映画館(字幕)] 10点(2006-04-29 16:07:16)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 128件
作品の平均点 6.25点
作品の点数分布
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232.34%
386.25%
497.03%
51914.84%
62418.75%
73628.12%
82116.41%
953.91%
1032.34%
作品の標準偏差 1.72
このレビューの偏差値 62.63
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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