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告白(2010) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 告白(2010)
製作国
上映時間106分
劇場公開日 2010-06-05
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,ミステリー,青春もの,学園もの,小説の映画化,バイオレンス
レビュー情報
一言で言って爽快エンターテイメントホラーである。当分三菱東京UFJ銀行のコマーシャルに木村佳乃が出てくる度に背筋を凍らせることになりそうだ。
「観客が喜ぶことを第一に考えた」と称してテレビ局が制作する素人観光映像はもちろん百万光年引き離している。それどころか、世界の北野を軽く抜き去り、クリントイーストウッドをも脅かす出来だ。同じ松たか子出演の映画HEROが、松たか子の素材の味を貶め、映画の筋にすら関係のない韓国観光映像を挿入することをエンターテイメントと称して観客をコケにしているのと比較すると、この映画は松たか子の素材を120%生かし、とにかく観客を画面に釘付けにすることに徹し、見事に成功している。私がこれほど映画に没頭したのは、大げさに言えばエイリアン以来のことだ。イーストウッドのチェンジリングのエンターテイメント性も極上だが、この映画はエンターテイメント性において一枚上をいってる。北野たけしの「座頭市」も「エンターテイメントに徹した」と監督がコメントしていたが、率直にいってこの映画の敵ではない。実に爽快ではないか。映画なんてマーケティングだ、とほざいて鑑賞に耐えない稚拙な映像を垂れ流す人たちは、この映画を観てエンターテイメントを正しく再認識し、顔を赤らめ、謙虚に前進することになるに違いない。日本映画復活の狼煙はあがったのだ。

なーんてね。
正義と微笑さん [映画館(邦画)] 10点(2010-07-11 20:58:26)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 251件
作品の平均点 7.04点
作品の点数分布
051.99%
172.79%
231.20%
393.59%
441.59%
5249.56%
6218.37%
75019.92%
86023.90%
94618.33%
10228.76%
作品の標準偏差 2.29
このレビューの偏差値 55.68
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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