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《ネタバレ》 実際どうだったかは定かではありませんが、この映画では囚人役の主人公が、わざわざ看守役が狂気に走りやすいように大いに刺激して大騒ぎになってしまってます。心理的な変化も上手く描けていたとは思いますが、この話は僕にとっては少々主人公の自業自得に思えてしまいました。囚人役の1人が「引っ掻き回すな。穏便に終わらして金を貰って帰ろうぜ」って言っているのに、彼は自分だけのために、売り込む記事を優先させようとしていたのです。看守役がエスカレートしてからはもう後の祭り。あの実験には加害者も被害者もありませんが、引き金を引きやすくしたのは間違いなく主人公の彼です。そう思うとこの映画での極限状況というのはある程度誘発されたものに他なりませんから、通常状態ではどこまで人間の心理が変化するのか分からないんですよね。僕としては全員が忠実に看守役と囚人役に徹し、その中で徐々に人間のダークサイドが滲み出てくるというストーリーを期待していたのですが・・・。
【もっち~(←にょろ)】さん 6点(2003-11-27 19:29:52)(良:1票)
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