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《ネタバレ》 この映画はスパイダーが記憶の断片を拾いながら真実の物語を自分でつむいでいくというものなのですが、クローネンバーグ曰くこの映画を通して記憶の曖昧さを訴えたかったそうです。主張は置いといて、映像は気に入りました。イギリスの湿気の多いジメジメした雰囲気がじわ~っと感じられたし、主人公のスパイダーが記憶をたどっている所なんかは面白かったです。一番気に入っているシーンはスパイダーがパズルをしているところです。スパイダーはピースをはめようとしても全然はまらなくてイライラしているのですが、それもそのはず。ワシのパズルなのにスパイダーはカモメだと思い込んでいるのです。事実を勘違いして、記憶と想像のピースをうまくはめられずに狂っていくスパイダーの状況を上手く表現していたな~と思いました。
【もっち~(←にょろ)】さん 5点(2003-12-04 00:40:07)
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