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《ネタバレ》 暗闇に潜む「奴ら(they)」っていうコンセプトは良かったんですよ。だって、暗闇って人間なら誰でも持っている普遍的な恐怖ですから。だから冒頭のシーンのように子供の頃1人で寝るのが怖かったという経験があろうと無かろうと、十分暗闇の怖さを表現出来たはずなんです。でもこの映画では「明」と「暗」を全く使いこなせていなかった。それがこの映画最大の欠点でしょうね。映画の中で、今は暗い状態なのか明るい状態なのかその境目が全然分からないし、電気が消えてるのに画面は明るいもんだから、「あ~その程度で襲ってくるわけ?」って思っちゃう。作り手だけが分かっていて、観客が映画の世界に入るのを拒絶されている感じの作りなんです。それに「奴ら」が何で主人公たちを襲っているのも分からないので、理不尽に感じてしまう。ただ、英語を聞いていると襲われる人には共通点があって、子供の頃「Night Terror」を経験していた子供がインプラントされてその傷が残っているという設定なんです。ただ、「Night Terror」という病気自体日本では全然知られてませんし、日本語字幕では「Night Terror」に一切触れていませんでした。だから日本語字幕だけ読んでいては結局のところ「奴ら」の目的が最後まで分からくなっちゃってます。つまり、映画作りも下手で面白くないし、字幕付けるのも下手でストーリーすら分からない映画なんですよ。こんな映画を見てはいけませぬぞ~。主演のローラ・レーガンがかわいいので、それが唯一の救いですかね。
【もっち~(←にょろ)】さん 2点(2003-11-27 15:52:50)(良:1票)
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