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《ネタバレ》 1976年に火星の表面を撮影した時に顔の形をした山が発見されて、火星人が作ったとか異性人のメッセージだとか言われて大騒ぎ?になったのですが、改めて解像度を上げて撮影されたその「火星の顔」は全く顔の形をしていませんでした。最初に撮影された時の画像は影のつき方と解像度の低さでたまたま顔のように写っただけだったわけです。この映画は「火星の顔」が本当は実在したと仮定して想像力をいっぱいに働かせて作られたSFファンタジーというわけです。…というわけで「火星の顔」で起きた事故をきっかけに火星に向かうのですが、余りに豪華なキャスティングと火星に辿り着くまでのリアルな人間ドラマが強烈で、この映画のメインテーマでありクライマックスであるはずの「宇宙の神秘」が物足りなく感じてしまったし、SFファンタジーへの急激な方向転換にも違和感を覚えてしまいました。亡き妻がかつて信じた思いを胸にジム(ゲイリー・シニーズ)が新しい次元に足を踏み入れるシーンは感動的なのですが、妻と仲間のために自ら死を選択したウッディー(ティム・ロビンス)の苦渋の選択はもっと身につまされます。
【もっち~(←にょろ)】さん 7点(2004-03-26 18:47:03)
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