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ヴィレッジ(2004) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ヴィレッジ(2004)
製作国
上映時間108分
劇場公開日 2004-09-11
ジャンルドラマ,ホラー,サスペンス,ミステリー,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 この作品は私がピンときたのが童話です。

グリム童話やイソップ童話・・

最初主役たちが子供ではなかったので違和感があったのですが、

後半に近づきそれがまともだとわかりました。

ファンタジーなら子供でいいんだけれど深い内容なんです。

大人が主役で影の本当の主役たちが年寄りたち。

大人が主役で子供のようにぎこちない恋愛や生活をするわけが解かれていく。

グリム童話に出てくるような少しホラーがかった演出。



恋愛ものが苦手な私もこの作品の恋愛はときめいた。

こういう恋愛モノが好きなんです(恥)

無愛想で無口な男の子と全盲のよく喋る女の子・・

話したいなら喋ればいいし黙りたいときは黙る。

愛してるとか好きだとかは言えないけど聞きたいなら言えばいいのか。

そんなことより大事なのは君が本当に困ったときに守ること。

だからここに居る・・みたいなセリフですよ。

しかもそのあとの展開がいい。

守れないホアキン・フェニックスのため(理由は伏せますね)

全盲のブライス・ダラス・ハワードが守るために森の中を走る!

ありえなくても映画だからOK(苦笑)

ここらの脚本は本当にいい。

走れメロス(爆)じゃないけれど。

でも一番よかったのはエイドリアン・ブロディです。




私はこの役はピアニスト役よりすごいなぁと感心。

だいたい二枚目俳優が(一応二枚目役が多いから)

汚れ役をやって違和感がないのは珍しい。

ブラピのときもすごいなぁと思ったのですがまた違う。

エイドリアン・ブロディを見直した。

あとシガーニー・ウィーヴァー・・

「エイリアン」のときよりきれいだし!

だんだん若くなってゆくように感じる・・

この作品ではイマイチ存在感がなかったのですが・・



エンディングのオチは説明しませんが、

とにかく終わったあとなんともいえない後味を感じました。

しょ~もないとは感じなかった。

謎を解くというのでもなく後々まで考えさせられた。

やはりこの監督の作品は宗教色が見えますね。

映画の中の作り物の話なのに、

なんかリアルな感覚で後味がよくはないのです。

哲学性が強いこともヒットしなかった原因かも・・

混沌とした後味のあと最初からまた観てください。

この村の哀しい存続の訳がさらによくわかります。

アルメイダさん [DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 15:12:35)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 207件
作品の平均点 6.07点
作品の点数分布
000.00%
110.48%
231.45%
373.38%
42311.11%
52813.53%
65828.02%
75526.57%
82512.08%
973.38%
1000.00%
作品の標準偏差 1.51
このレビューの偏差値 49.70
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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