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《ネタバレ》 好きなシドニー・ルメットの映画なんです。
ポール・ニューマンも好き。法廷モノとしてはわかりやすい。 でも面白くなかったです・・ 勧善懲悪タイプの映画ではありますが、そこまでが長い長すぎる。 どうしょうもない飲んだくれの弁護士が、勝てると保障されるくらいの 楽そうな事件の弁護を引き受けるのですが、病院側の過失のせいで 植物人間にされた患者の写真を撮りながら、そのポラロイドが出来上がるまでの 写真の色の変わりようにニューマンが本当の正義のために立つ決心をする。 ここらはうまいと思う。病院側は示談を提示。その額は裁判の報酬に値する。 しかも家族でさえ示談にしてくれと言う。 ところがニューマンは裁判にした。あのポラロイドの色のように。 いざ裁判になると、勝てると見ていたのに急に有能な弁護士が出てきた。 まあそこから面白くはなるのですが・・ あの女性はいらないなぁと思いました。 「ターミナル」のキャサリンみたいな役だなぁ・・ もちろんあの女性がいることで、ある意味客観的な見方もできます。 でもあのラストは(何のドラマにしたいんだ?)と。 ルメット監督の映画は終わったあとに、何が言いたかったのか 考えてみましょうみたいな作品が多いのですが、これは・・ 法廷のシーンはよかったです。「12人の怒れる男」を思い出した。 裁く側弁護する側と場面によって、人物の大きさが変わる。 壇上の大きさと弁護側の見上げる位置の違い・・ でも最後には(一般の陪審員)の位置が勝つ。 ここらはよくできてるので、もっと派手に演出してほしかった。 それまでの責め苦のような不利がもったいない。 【アルメイダ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-04-03 02:03:07)
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