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ミシシッピー・バーニング のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ミシシッピー・バーニング
製作国
上映時間126分
劇場公開日 1989-03-04
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,刑事もの,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》 なんとあのジーン・ハックマンがFBI役。

やはりハックマンはハックマン(爆)

「フレンチ・コネクション」とだぶりました(苦笑)

たぶんほとんどの人がFBIふたりならハックマンを褒めると思う。

けれど私はウィリアム・デフォーが気になって仕方がない。

彼は本当にいくつもの顔を持っていますね~

今回の役もメガネをかけてまるで変装状態(爆)なのに、

こいつはいくら顔を変えてもウィリアム・デフォーだ!と。

切れ役が得意なので心配したんですが無用。

どこか昔のイギリスの映画っぽい感じで意外とクールなFBI役が合っていた。

このふたりの組み合わせって普通考えられませんよね。

感覚的には「L.A.コンフィデンシャル」を観てるような娯楽感。

そして内容はKKKと言われる白人至上主義団体によるある事件。




前半のうねるように走る車を縦に撮る映像は、

そういえば同監督のケビン・スペイシー主演の同じような系統の映画、

「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」 この作品の前半にも出てきました。

まさに映像美・・

作品は両方とも社会派映画なんですがこちらのミシシッピー・バーニングのほうが面白い。



あと前半の映像の面白さという点では「激突!」を思い出した。

前半はスピルバーグ映画みたいなんですよ。

観ていて「ミュンヘン」のようでもあるなぁとか思いましたから。

後半から「ゴッド・ファーザー2」のような報復映画になり、

ここらはもうテンポよく娯楽作としても退屈しない。

結局正義が最後に勝つという図式ではあるけれども、

それでも根本は変らないから終わらないという、

混沌とした曖昧なものを残している・・

しかし後味が悪いわけでもない。

曖昧な歴史が作った差別と利用したKKKという団体。

弱いものはさらに弱いものを叩く。

一番罪なのはそれを見てみぬふりをすること。

われわれも同じ罪人だと、

ウィリアム・デフォーがつぶやいたセリフが全てです。

アルメイダさん [DVD(字幕)] 7点(2006-09-21 07:05:47)
その他情報
作品のレビュー数 95件
作品の平均点 7.43点
作品の点数分布
011.05%
100.00%
211.05%
311.05%
411.05%
533.16%
61212.63%
73233.68%
82223.16%
91010.53%
101212.63%
作品の標準偏差 1.70
このレビューの偏差値 48.51
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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