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マイノリティ・リポート のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 マイノリティ・リポート
製作国
上映時間145分
劇場公開日 2002-12-07
ジャンルアクション,ドラマ,サスペンス,SF,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 すいませんが私個人的にこの手の映画は合いません。苦手な映画はずばり、ブレードランナー、トータルリコールなのです。
(マトリックスも)SF好きですがファンタジー路線ですから、監督がスピルバーグということで義務として見たわけです。よって正当な評価とは言えません。スピルバーグは今の既存の流行に乗った感じですが、真面目で固い。光やカット割りは相変わらず良いし情もある作品になってるけど、撮影監督のドライフラワーのような無機質な映像が私には違和感。もともと嫌いな絵色の題材なので先入観もありしかたない。作品全体としてはできは悪くはないけど。他の監督のジャンルと思う(リドリー・スコットとか)けど、見ないジャンルを見れたという点だけ。さらに主役が苦手なトム・クルーズとあっては・・トム・クルーズ=アクションのほうが見やすかった。これはどちらかというと、キアヌでしょう。キアヌのほうがうまいと感じたのは貴重。おかげでさらに、トム・クルーズの映画は見ないだろうな決心をしました。他の役者に完全に食われてる。浮いてると言うか・・スピルバーグが撮りたいなら、撮影監督を変えて時間を短くしてほしい。
すこし明るめになるとテンポもよくトムも生きるのでは?
ジョン・ウイリアムズの感動系音楽も違和感。それか、監督はこういう暗い寒い長いのは作らない。デ・パルマもSFが失敗したように、向き不向きがあると思う。大人のSFを撮ろうとしたんでしょうが、スピルバーグには寒い世界を撮ってほしくないな。
戦争ものや家族ドラマなら現実のものだからまだいいけど、SFは空想だからこの色は私にとっては不快な現実味です。ブラウン管やカメラレンズの向こうの色。まあ合わないと言うことで、本当にリアリティのあるSFの色なんでしょうね。
どうもSFというと、絵本をめくるような色、CGじゃなく特写が好きなので・・イングリッシュペイシェントの色を再現してほしかったなあ・・デパートのシーンとかけっこうおしゃれで、品さえあったし。セブンやブレードランナーの色になるのは、プライベートライアンだけでいいよ・・
昨日華氏451を見たとき出てきた、空飛ぶ追撃隊?と
まったく同じものをこれで見れたのは収穫。
トリュフォーへのオマージュかな。
アルメイダさん 5点(2004-03-17 20:39:12)
その他情報
作品のレビュー数 476件
作品の平均点 6.09点
作品の点数分布
020.42%
140.84%
271.47%
3193.99%
4428.82%
58117.02%
612025.21%
711423.95%
86112.82%
9153.15%
10112.31%
作品の標準偏差 1.70
このレビューの偏差値 46.21
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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